SNS上で大きな影響力を持つインフルエンサーを活用する「インフルエンサーマーケティング」は、今までのマーケティング手法にはないメリットもあり多くの企業が注目し、参入しています。しかしインフルエンサーマーケティングは登場したばかりの分野というのもあり、「そもそもどうマーケティングすれば成功につながるのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は企業マーケティング担当者の方向けに、インフルエンサーマーケティングを成功させるポイントを5つに分けてご紹介していきます。

 

各SNSの特性を理解する

インフルエンサーマーケティングを始める前に、まず各代表的なSNSの特性を理解しておきましょう。この後の、「自社目標をしっかり設定する」ステップにも関係してくるポイントです。

 

Youtube

世界最大級の動画プラットフォーム「Youtube」は、2019年1月時点でアクティブユーザーが国内だけでも6,000万人越えと勢いのあるSNSです。

年齢層的には若い方から高齢の方まで、幅広い年齢の方が視聴しています。性別で見ても、男女ともによく視聴しており正に「Tube(ブラウン管テレビ)」の名の通り、テレビに代わる新時代の動画プラットフォームとして機能しています。

動画でマーケティングを行う方法が中心となるので、テキストや静止画だけではイメージの伝わりにくいものなどの販促に向いています。

 

Facebook

日本では若干登録者数が落ちてきていますが、相変わらず世界トップクラスのSNSとして存在感のある「Facebook」は、2019年3月時点で世界では約24億人、日本国内では約2,600万人のアクティブユーザーがいます。

Facebookは若い方よりも、年齢が高めの層に支持されるSNSとなっています。そのため真面目な内容を投稿して人気を得たい企業には、打ってつけのSNSとなります。

テキストだけでも投稿は可能ですが、Facebookには投稿を評価する「エッジランク」という指標があります。エッジランクを考えるのならば、テキストだけでなくなるべく画像や動画を織り交ぜた投稿をしたほうがユーザーにリーチしやすくなります。また、短すぎるテキストは避けたほうがよいかもしれません。

 

Twitter

Twitter」は2019年4月時点、世界的に見ると利用者が約3億3,300万人で他SNSより少ないです。ただし日本では4,500万人以上のユーザーを獲得しており、FacebookInstagramを抑えて人気のあるSNSとなっています。

人気の秘密は何と言ってもテキストだけで手軽に投稿できることで、簡単に投稿したいなどの理由がある若年層に受けているSNSとなっています。

ただしマーケティングとしてTwitterを使う場合は、テキストだけで投稿するとあっという間に投稿が下に埋もれてしまい効果が薄くなる点に注意しないといけません。Facebookと同じくTwitterでも、画像や動画などを挟みながら投稿したほうが効果が出ます。

 

Instagram

Facebookの関連サービスである「Instagram」は、2019年3月時点で世界利用者10億人以上、日本国内でも3,300万人以上と、比較的新興ながら人気が沸騰しているSNSとなります。

画像を中心に投稿するのが特徴で、投稿内で映える素敵な画像を指す「インスタ映え」は2017年流行語大賞にもなりました。当初は若い女性が多く使っていましたが、現在では商品の見た目を確認するなどの目的で男性も多く使うようになっています。

Instagramは化粧品やグルメなど、インスタ映えしやすい商材のマーケティングに向いています。また動画も投稿できるので、効果的に使えば大きな販促効果を作り出せます。

 

自社目標をしっかり設定する

SNSの特徴をしっかり理解した後は、インフルエンサーマーケティングで自社が達成したい目標などを数値化してしっかり設定しましょう。

目標を設定するときの基本的な考え方の一つが、「KGI」と「KPI」を設定することです。

KGIは、最終的にマーケティングで達成したい目標を指します。またKPI、KGIの達成具合を評価する小さい目標と言えます。どちらもマーケティング指標として機能するよう、数値を当てはめて計測できるよう工夫するのがポイントです。

例えば「売上をアップさせたい」というのが最終目標であれば、「前年度比から売上を30%向上させる」などをKGI指標とします。そしてKPIは、「対象SNSからのコンバージョンを40%向上させる」、「インフルエンサーのブランド力を借りて認知率を50%向上させる」など、KGIからずれないようにいくつか設定します。

KGIとKPIは他のマーケティング達成率を計測するときにも重要になるので、しっかり設定方法をマスターしておきましょう。

 

自社に合ったインフルエンサーをピックアップする

目標が決まれば、次に自社に合ったインフルエンサーをピックアップしていきます。

インフルエンサーマーケティング初心者だと、「とりあえずフォロワー数が多いインフルエンサーを選ぼう」とつい考えがちです。しかしこの考え方には、大きな落とし穴があります。

例えば自社商材ターゲットユーザーが若い女性の場合、インフルエンサーのフォロワーがいくら多くてもメインフォロワーが若い男性であればまったくマーケティングの意味がありません。例えるならば九州で社員募集のチラシ配布するつもりが、間違って中国地方でチラシ配布をしてしまうようなイメージです。

またフォロワー数が多いと、それだけコストが掛かってしまうのでおいそれとは仕事を依頼できません。ちなみに中にはフォロワー買収などで、意図的にフォロワー数だけを増やす悪質な偽インフルエンサーもいます。

インフルエンサーを選ぶ際は単にフォロワー数だけでなく、

  • メインフォロワー(ターゲットにできるユーザー)は誰か
  • フォロワーがどのくらい投稿に対してアクションを取っているか
  • インフルエンサーが自社商材のイメージと合っているか
  • 過去にマーケティング投稿を行っている場合は、反響がどうだったのか

といった箇所を確認し、依頼しても大丈夫か判断する必要があります。

そして候補となるインフルエンサーをリストアップし、実際に誰に依頼をするか決定する必要性もあります。自社で時間を割くのが難しい場合は、時間短縮と選定効率化を狙えるインフルエンサー仲介プラットフォームを利用しましょう。

 

インフルエンサーと良好な関係を構築する

インフルエンサーマーケティングを行う際、「こういう風に投稿してほしい」と希望があると思います。しかし大量に希望を指示としてインフルエンサーに出すと、マーケティングが失敗してしまう危険性があります。

インフルエンサーのフォロワーは、インフルエンサーに親近感や面白みを感じているからファンになっています。しかし指示が多い結果販促感の強い投稿ができてしまうと、フォロワーが嫌がったり、面白みを感じないなどの理由でインフルエンサー自体の評価が下がってしまう状況にもつながってしまいます。

インフルエンサーはSNS投稿のプロです。ですから基本はインフルエンサーに投稿のテイストは任せ、「ここだけは商材の強みとして紹介してもらいたい」など、最低限の指示に留める努力が必要です。

 

結果を見直し、さらによいマーケティングができるよう改善を行う

インフルエンサーマーケティングで一通りの結果が出たら、成果を計測しましょう。ここで先ほどご紹介したKGIやKPIが活きてきます。

KGIやKPIなどを元に結果が数値化できたら、成功したか失敗したか評価を行いましょう。成功であれば、次はどうすればさらによい結果が得られるか考えましょう。また失敗であれば要因は何か、そして次はどういった改善点を戦略に落とし込めば成功するかを、担当者間で話し合いましょう。

インフルエンサーマーケティングは、ポイントをしっかり押さえれば一気に成功確率が上がります。ぜひ本記事を再確認したりして、インフルエンサーマーケティングのポイントをつかんでください。